遊戯王時事ネタ

主に遊戯王の時事ネタを書いていきます。また、環境についての記事なども紹介していきます。相互リンク募集しています。

 4月からの新レギュレーションも発表され、先日の3連休では、早くも新レギュレーションのCSが開催されました。連日のCSということで、メタカードやデッキ分布もそこまで変わらないだろうと思ったので、データを集計してみました。データ数が多いと結果がはっきりと分かるので、今回はブログを楽しみながら書けました。

概要
・予選のデッキ分布データ、グラフ、今期の課題
・決勝のデッキ分布データ、グラフ、予選通過率
・今後の環境について
・最後に

・予選のデッキ分布データ、グラフ(決勝トーナメントデータがあるものを集計)

予選決勝トーナメントデータ

 予選のデッキ分布を見てみるとオルフェゴール、サンダードラゴン、オルターガイスト、閃刀姫など前環境の顔ぶれが揃っているなかで、新規テーマのエルドリッチやドラグーン・オブ・レッドアイズで落ち目になっていた転生炎獣の使用率が増加しています。使用率では、前環境とあまり変わらないような印象ですが、入賞デッキでは、サイバードラゴンや彼岸、恐竜、3軸シンクロ、未界域が活躍していますし、来月には、新弾も発売するのでまだまだ環境も動きそうです。その中で、3軸シンクロについては、新レギュレーション発表から、1週間も経っていないにもかかわらず、新ルールに対応した構築で完成度の高いものになっています。また使用された方の個人成績も全勝と今後の分布で伸びてくるデッキだと思っています。

今期の課題 
 環境初期では、やはり超雷龍サンダードラゴンをどうやって突破するかが、課題となっています。その為、超雷龍の影響を受けないオルフェゴールの使用率が高いことも納得がいきます。またそのオルフェゴールを狙って、閃刀姫の分布も多いと思いました。新レギュレーションで、簡易融合が制限カードになったことで、これまでサンダードラゴンに対して、サクリファイスを連打することで、手札誘発を貫通して、サンダードラゴンの布陣を突破していました。しかし、それができなくなり、デッキでの相性あるいはドラグーン・オブ・レッドアイズの採用が必要になったと思われます。今期のドラグーン・オブ・レッドアイズについては、以前と同様にヴェルデ・アナコンダからの出しやすさ、1妨害を構える+打点の高さから、ほとんどのデッキで、出張し採用されている印象を受けました。来期は恐らくアナコンダかドラグーン・オブ・レッドアイズのどちらかが禁止カードになるでしょう。

決勝トーナメントの分布、データ

決勝トナメデータ決勝トナメグラフ

 このデータは、最初に予選分布で集計したデータの分布から、決勝トーナメントに進出したデッキを集計したものです。このデータで伝えたいことは、この3連休で総合的に何のデッキが強かったのかということです。テーマごとのデータの横に予選通過率を表示しています。この予選通過率は、決勝に残った数から予選の数を割ったものです。サンダードラゴンで例えると決勝トナメのデータは、13です。予選データは、41なので、13/41=0.317となります。捉え方は、人ぞれぞれですが、個人的な意見としては、使用率の高いオルフェゴールやサンダードラゴンでも決勝トーナメントに勝ち残るのは、全体の約3割と厳しいと思います。また次点で多いエルドリッチやオルターガイスト、セフィラは全体約1割となっています。エルドリッチ、セフィラについては、環境トップのデッキと比較するとややデッキパワー不足の印象を受けました。オルターガイストについては、環境が定まっていないとメタカードが機能しないため、環境初期では、勝ちにくいテーマだと思っています。
 一方で注目すべき点は、転生炎獣です。予選通過率で55%と予選で参加したデッキの半分以上が勝ち残っています。ドラグーン・オブ・レッドアイズ主体のデッキがなくなり、苦手なデッキが減ったこと、転生炎獣の持ち味である安定性に加え、レイジ・ロアーの布陣から、他のデッキに対する対応力も十分に活かせたと考えています。個人的にこの3連休のCSのなかで、転生炎獣が総合的に強いデッキだったと判断しています。ドラゴンメイドも66.7%と高い数字を残していますが。もともと予選のデッキ数が少ないと予選通過率は高くなってしまうため、参考にならない部分もあります。
今後の環境について
 さっきの予選通過率のデータから、考察すると通過率の低かったエルドリッチやオルターガイストの分布は、減る予想です。また同じ罠型で通過率の高い転生炎獣が増えていくと予想しています。
 全体的に見ていくとサンダードラゴンや転生炎獣を考えて、ドラグーン・オブ・レッドアイズの採用がこれまでよりも増えると予想しています。またサイドデッキでは、アーティファクト・ロンギヌスやシステムダウンの採用も増えそうです。
・最後に
 新レギュレーション1発目のCSでしたが、みなさんいかがでしたでしょうか?個人的には、予想以上にオルフェゴール、サンダードラゴン、閃刀姫、オルターガイストと10期テーマがしぶとく残っていると思いました。キーカードがほとんど規制されているにも関わらず、なかなか10期以外のテーマとのデッキパワーの差が埋まりません。デッキの回転力に加え、サンダードラゴンを除くと他のテーマは、妨害札をサーチできるので、そこの部分が強いと感じさせられます。ここの部分は、他のテーマをテコ入れするのか、7月のレギュレーション発表でバッサリ規制をかけるのか気になるところです。


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 ついに2020年4月新レギュレーションが発表されました。新ルールとなり、待ちに待ったレギュレーションですが、今後の環境がどう変わっていくのか気になります。
概要
新レギュレーションリスト
レギュレーションの印象
各カードのレビュー
今後の環境について
●新レギュレーションリスト

新レギュ2
●新レギュレーションの印象 
 今回は、新ルール開始ということで、これまでエクストラデッキゾーンにしか特殊召喚できなかった融合・シンクロ・エクシーズモンスターがメインモンスターゾーンにも特殊召喚できるようになりました。それを踏まえて展開系に対して、どう規制をかけていくのか注目していました。新ルールでの展開系で問題になりそうなカードをほとんど規制しつつ、また灰流うららを規制緩和することで、様子を見るという印象を受け、テストプレイがしっかりと積まれた内容だと思いました。
●各カードのレビュー
禁止 リリーサー、イヴ
 今期の一番の禁止候補だったリリーサーがやはり禁止カードになりました。ようやく海外と同じ禁止カードとなりました。個人的には、影霊衣が大好きで、ユニコール解除はすごくうれしかったのですが、締めのリリーサーが禁止になってしまったのは、残念です。しかし、クリスティアがいるので、
影霊衣はこちらを採用する構築となりそうです
 イヴは、ハリファイバーとどちらかまたは両方が、禁止になるのか考えていましたが、イヴが禁止になりました。ハリファイバーが生き残るとは思ってもいなかったので、驚きました。

制限 
真紅眼融合、ドラグーン・オブ・レッドアイズ、ヴェルデ・アナコンダ
 3枚の必須カードのうち、真紅眼融合が古いカードなので、禁止カードになるのかなと思っていましたが、まさかの全部制限カードでした。ドラグーンビートもデッキとして組めますし、出張セットとしてまだまだ活躍するので、超融合や壊獣などのメタカードが必要となります。
ABC、ゼンマイ、ジーニアス、ジャンク・スピーダー、六武の門
 環境では、SPYRALが今期活躍しましたが、新ルールで展開系の筆頭カードがほとんど規制されました。環境ではあまり見かけなかったテーマにもメスが入っており、しっかりテストプレイがされている印象を受けました。個人的には、ABC、六武の門あたりに規制が入るとは思ってもいませんでした。
レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン
 まさかの禁止解除で驚きました。聖刻やカオスドラコンと大変お世話になったカードなので、とてもうれしいです。ターン1は仕方がないところもありますが、以前の聖刻ワンキルができないのは少し残念です。
トリシューラ、TGハイパーライブラリアン
 新ルールで、一番気になって部分でしたが、しっかり規制されて、よかったです。
新準制限 
未開域
 YCSJで登場してから、暴れていた未開域もとうとう規制が入りました。サーチと特殊召喚のどちらも未開域の要となるカードが規制されたので、今後は厳しくなりそうですが、海外では、準制限なっても活躍しているので、複合テーマとして残り続けると思われます。
ディアボリックガイ
 個人的に予想外の規制でした。現状のHEROの構築では、展開に必要なカードだったので、驚きました。以前のダークロウ主体の構築のようなバブルマン採用型の構築になるのか気になります。ネメシスとの兼ね合いも考えるとこれからの緩和は、難しそうな印象です。

●今後の環境について
環境デッキパワー変動
 注目は、やはり新ルール適応でリンクモンスターが不要になったサンダードラゴンです。超雷龍の制圧力に加え、追加でエクストラデッキから展開できるようになったことにより、ダメージレースもかなり早くなりました。以前よりも強力になると予想しています。灰流うららが規制緩和された環境のなか、展開系よりもビートダウンが中心と予想しています。サンダードラゴン、オルフェゴール、ドラグーンビード、シャドール、オルターガイストあたりのデッキが活躍すると予想しています。真紅眼融合が制限になってしまった為、機会は減りそうですが、今期の終盤であった各テーマデッキでメタカードをケアするためにドラグーン・オブ・レッドアイズを採用することも再びありそうです。


 
 

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