私は、十数年カードゲームをしていますが、無双竜機ボルバルザークをはじめヤタガラス、十二獣、大天使ミカファール、昏き底より出でる者など、1強環境になったカードゲームは、その後のゲームの人気に大きな影響を及ぼしています。
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 中学生の頃に無双竜機ボルバルザークの環境を経験しましたが、大会に参加する度にボルバルザークを使用するプレイヤーが増えていく、半面、参加者が減っていき、その環境を約2年間経験しました。
 1強環境になると、約8割以上のデッキ分布が1つのデッキテーマで占めるため当然、カードショップ大会では、8割以上ミラーマッチが発生します。選考会やRAGEプレーオフを勝ち抜く競技者レベルのユーザーであれば数多くのミラーマッチを乗り越えられると思いますが、実際、ライトユーザーがゲームの大半を占めており、同じことの繰り返しにユーザーが飽きてしまいます。
 また自分の好きなデッキを組んで闘うことが環境によって否定され、そのゲームをすることに価値を見出せなくなってしまうこともあります。1強環境にするメリットとして、初心者やカード資産を持たないユーザーがデッキを組みやすく、参入しやすいというメリットがあります。しかし、ミラーマッチが増える過程で、ミラーマッチを制するユーザーとは、そのデッキテーマに時間をかけ、プレイングやメタを煮詰めたユーザーなので、デッキパワーが平均的になっても、プレイングの実力の差があるため初心者が勝ちにくいんですよね。最初のころは、新規ユーザーでも勝っているのですが、気が付くと常連ユーザー勝ち越していますね。

次回へ続く