前回の記事、1強環境の難しさからの続きとなります。

1強環境でのメリット
・初心者やカード資産を持たないユーザーがデッキテーマを組みやすく新規参入できる。
デメリット
・デッキ分布が1つのデッキテーマで8割以上占めるため...ミラーマッチが多く発生し、ユーザーが飽きてしまう。
・自分の好きなデッキテーマが環境によって否定され、そのゲームに価値を見出せなくなってしまう。
・1強環境になり、新規ユーザーが勝ちやすくなったかというと結局のところ、時間をかけ、プレイングやメタを煮詰めたユーザーが勝つ以上のことを前回の記事で書きましたが、これらを踏まえて、カードゲームにおける良環境について、考えていきます。まずミラーマッチが多く発生していく問題を解消するためには、複数のデッキテーマが存在する環境のほうがミラーマッチの発生率が下がり、ユーザーがゲームに飽きてしまうことを解消できるかと思います。また自分の好きなデッキテーマが環境で使用できる機会も増えます。デッキテーマの数が多いほど、相性の差が生まれ、メタカードの採用が分散し構築で勝負することもできるので、プレイングやメタでの差も縮まってきます。さらに追及するのであれば、相性の差を利用し、Aが勝てば、次にBがそしてCと勝つデッキテーマが循環し、大会ごとに違うテーマが勝つことが理想でしょうか。
複数の環境における新規参入について
 次に複数の環境における初心者や資産を持たないユーザーの新規参入での対応について、こちらは、実装されているカードゲームもあると感じているのですが、1種類のBOXを複数購入することで、環境に参入できるデッキテーマが組めることです。1環境と違い、初期の勝率が落ちてしまうため、他デッキテーマよりも1.1~2倍ぐらいのパワーがあるデッキテーマを作り、初心者が勝ちやすい状態を作ることが課題です。他のデッキは、プレイングや構築でカバーできるぐらいのデッキパワーが理想だと思います。年齢層が高ければ、通販や移動手段を用いて、カード購入しデッキを組むことが可能ですが、年齢層が低くなっていくにつれ、そういった手段が狭まっていくので、1種類のBOXで1つのデッキテーマが組めることは非常に重要です。デュエルマスターズでは、1つのデッキに複数枚採用したいカードが1BOXに必ず1枚入っているレアリティ枠があります。昔は、1つのデッキを組むためにトレードやシングル買いが必須でしたが、かなり集めやすくなったと思います。
複数の環境における問題
 以上のことから、カードゲームにおける良環境について、書きましたが、複数のデッキテーマを存在させることで、ユーザーにとっては良環境となりますが、大きな問題が発生します。それは、複数のデッキテーマのうち、1つのデッキを持っていればゲーム環境に参戦できるので、カードを買う必要がなくなり、カードの売上が下がってしまうことです。1環境にする本来の目的は、1強環境にすることで、多くのユーザーが1つのデッキテーマを集めなければ、ゲーム環境に参加できないため新弾を購入していました。それによって、メーカーは、売上を得ていました。しかし、少子化やソシャゲの普及により、新規ユーザーの獲得が年々減少していくのも現状の問題なので、ユーザーの定着率も今後、重要になってくるのではないでしょうか?カードの売上が下がってしまうことに対しての対策としては、制限・殿堂の規制システムを利用して、環境デッキテーマの約3~4割に規制をかけその空いた枠に新規デッキテーマや旧デッキテーマに強化カードを追加して、新弾を購入する方向に持っていき、売上を得ることだと思います。