バーンデッキに採用されている魔鍾洞ですが、インフェルノイドをはじめ、閃刀姫やオルターガイストなどの環境デッキにも魔鍾洞の採用が増えてきました。

 環境デッキでの魔鍾洞の活用方法は、メタバースとセットで採用し、相手の展開・攻撃を防ぎテンポをとるカードになります。オルフェゴールやサンダードラゴンなどの展開力の強いデッキに対して、有効で1度展開されても魔鍾洞で時間を稼ぐことで、こちらの準備を整え、盤面を返す戦術がとれたり、相手の展開を魔鍾洞を発動し、途中で止め展開リソースを吐かせたところで、盤面を返しにいく戦術もとれます。また魔鍾洞を採用しているデッキは、自発的に魔鍾洞の制約を解除できるので、今後は、閃刀姫やオルターガイスト以外のデッキで、盤面のモンスター数の調整ができるデッキには、採用が増えてくると予想しています。

YCSJの環境予想
 YCSJ大阪もいよいよ開催2週間を切ってきました。4月が始まってから、環境を考えていたのですが、分布としては、現環境のようにいろんなデッキテーマが登場するなかで、サイバードラゴンやDDなど、シングルマッチで輝きを放つテーマも出てくると思います。その中で、優勝候補としては、オルフェゴールと魔鍾洞の2つのデッキが上がってくると予想しています。オルフェゴールは、今期、環境トップの展開力を誇り、さらに先攻・後攻どちらでも戦える柔軟性を持っています。一方の魔鍾洞は、展開系に対して、制圧力が強力でさらにシングルマッチでは、サイドチェンジがないため、魔鍾洞を割られにくく脅威の硬さが魅力です。