先日、2019年7月1日のリミットレギュレーションが発表されました。環境デッキは、もちろん魔鍾洞などの気になるカード・デッキが多かった今期でしたが、振り返りながら見ていきましょう。最近、エアーマンのウルトラとスーパーが高騰していて、個人的には、ダークロウ全盛期に高騰せず、この時期なのか不思議です。

禁止リる祖
破滅竜ガンドラX
 やっとガンドラXが禁止になりました。YCSでの暴れっぷりやレッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン、ギャラクシーアイズ・ダークマタードラゴンの禁止という犠牲を経て、禁止になるまでが本当に長かったと思います。
トロイメア・マーメイド
 今期は、様々なカードを採用するオルフェゴールのなかで、何が規制されるか気になっていましたが、展開の起点となるトロイメア・マーメイドが禁止カードとなり、展開パターンを1から考えなくては、いけなくなりました。オルフェゴール自体は、星杯の巫女イヴのような展開できるカードが登場するとまた環境復帰もあると思います。
転生炎獣ガゼル、レディ・デバッカー
 昨年12月に発売したストラクチャーデッキソウルバーナーで収録された転生炎獣ですが、まさかの半年での規制で驚きました。閃刀姫を見ても、ホーネット・ビットが半年ぐらいで規制されているので、環境デッキについては、徐々に規制をかけてデッキパワーを落としていく印象を受けました。初動のカードがかなり減ってしまいましたが、サイバネット・マイニングで補っていく形になりそうです。環境としては、唯一相性の悪いサンダードラゴンもいなくなったので、またまだ活躍のチャンスはありそうです。

サイバネット・マイニング
通常魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
①手札を1枚墓地へ送って発動できる。
デッキからレベル4以下のサイバース族モンスター1体を手札に加える。
超雷龍-サンダー・ドラゴン、雷鳥龍-サンダー・ドラゴン
 こちらは、昨年7月に発売されたSOUL FISIONにて登場しました。約1年の活躍でわりと長く使用できたテーマだったと思います。サンダードラゴンの活躍により、封印の黄金櫃が規制となり、初動のカードに困ったものの、孤高除獣や太陽電池メンを採用した構築に落ち着いた印象です。また恐竜と組み合わせた恐竜サンダーの活躍もありました。今後は、超雷龍-サンダー・ドラゴンが1枚の制限カードになってしまったので、1度盤面を突破されてしまうと返せないため、使用するのであれば超雷龍-サンダー・ドラゴンで蓋をするような使い方になりそうです。
魔鍾洞、メタバース
 今期注目だった魔鍾洞ですが、終焉の地があるので、まだまだ純正の構築、閃刀姫やオルターガイストにも採用できそうです。少なくとも純正の構築は、魔鍾洞の枚数減ったことにより、ディノミスクスで除外して、終焉の地をケアして、特殊召喚せず下級モンスターでビートしていけば以前よりも勝てると思います。
氷結界の龍 トリシューラ 
 インフェルニティ全盛期以来、トリシューラが複数枚プレイできる日がくるとは、思ってもいませんでした。今回、準制限で緩和されたカードをみると、緩和したカードで環境での様子を見る方針だと感じました。流石にトリシューラの3枚目の緩和はないと思いますが、過去のテーマで使用されていないカードがどんどん緩和して欲しいですね。
真竜拳士ダイナマイトK
 真竜の要のカードがやっと帰ってきました。命削りの宝札や強欲で金満な壺など、ドローカードは多く、神の宣告も3枚使用できるようになったので、環境でも活躍できそうです。
今後の環境について
 今回の規制を踏まえて、環境デッキで思いついたのが閃刀姫、オルターガイスト、セフィラ、サブテラー、真竜、転生炎獣で、罠型のデッキが多いので、久しぶりに遅い環境の遊戯王だと感じました。ドラゴンリンクも気になりますが、オルフェゴールのようにクリマクス+霧剣×2枚ような展開ではなく、剛鬼の展開であれば、御前試合などで後手でも捲れるので、罠型が十分優位だと思います。閃刀姫、オルターガイストあたりが環境初期は多いのではないでしょうか。あとは今月、発売する新ストラクチャーデッキのヴァレットは強いカードが多いので今後の活躍が楽しみです。