11月9日デュエリストパック - レジェンドデュエリスト編6が発売しました。歴代主人公の強化パックで、調律や幻想の見習い魔導師、黒の魔導陣などの中古でも高カードのカードが再録されています。今回は、収録されたカードのなかで、環境でも活躍が期待されるカードを紹介します。

E・HERO リキッドマン
効果モンスター
星4/水属性/戦士族/攻1400/守1300
このカード名の①②の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
①このカードが召喚に成功した時、
「E・HERO リキッドマン」以外の自分の墓地の
レベル4以下の「HERO」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。
②このカードが「HERO」融合モンスターの融合召喚の素材になり、
墓地へ送られた場合または除外された場合に発動できる。
自分はデッキから2枚ドローし、その後手札を1枚選んで捨てる。
 HERO強化カードで、①の効果は、ブレイズマンやエアーマンと組み合わせることで即座にアドバンテージを稼ぐことができます。②の効果については、ミラクルフュージョンでも使用できるので、①の効果でブレイズマンと融合し、サンライザーを特殊召喚し、ミラクルフュージョンをサーチすることで次のターンに②の効果を活かすことができます。これまで水のHEROモンスターでは、バブルマンが環境で活躍していましたが、規制やリンク召喚追加によって、厳しい立場に置かれていました。しかし、リキッドマンの登場で、アブソリュート・ゼロやMHEROアシッドにアクセスしやすくなりEHERO軸の構築も再び登場するのではないかと思います。最近は、フュージョンデステニーを展開の軸としたDHERO型がYCSあたりから頭角を現していますが、リキッドマンによって、アドバンテージをさらに稼ぐことができるようになったことに加え、オルフェゴールや転生炎獣といった墓地のリソースを有効的に使用するデッキテーマが増えているので、ダークロウが活躍でき、HEROの使用率も増えてくると予想しています。

マジシャンズ・ソウルズ
効果モンスター
星1/闇属性/魔法使い族/攻   0/守   0
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①このカードが手札にある場合、
デッキからレベル6以上の魔法使い族モンスター1体を墓地へ送り、
以下の効果から1つを選択して発動できる。
●このカードを特殊召喚する。
●このカードを墓地へ送る。
その後、自分の墓地から「ブラック・マジシャン」または
「ブラック・マジシャン・ガール」1体を選んで特殊召喚できる。
②自分の手札・フィールドから魔法・罠カードを2枚まで墓地へ送って発動できる。
墓地へ送った数だけ自分はデッキからドローする。
 1枚のカードから、2枚のカードを特殊召喚できかつ魔法・罠カードを2枚墓地に送ることで2枚ドローできるので、今後、展開系のデッキで暴れそうな1枚です。SPYRALとの相性は抜群なことに加え、トレミスM7やベアトリーチェなどの優秀なランク6モンスターもいるので、幻想の見習い魔術師と組み合わせれば強力な展開も見えそうです。ファンデッキでも人気がでそうなカードなので、ガチ勢とファンデッキ勢のお互いが集めればかなり高騰するカードだと思っています。
ジャンク・コンバーター
効果モンスター
星2/地属性/戦士族/攻 400/守 200
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①手札からこのカードとチューナー1体を捨てて発動できる。
デッキから「シンクロン」モンスター1体を手札に加える。
②このカードがS素材として墓地へ送られた場合、
自分の墓地のチューナー1体を対象として発動できる。
そのモンスターを守備表示で特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターは、このターン効果を発動できない。
 手札2枚の消費から、5枚ドローとコズミック・ブレイザー・ドラゴンが特殊召喚できるので非常に強力な1枚です。ハリファイバーと星杯の神子イヴを絡めた展開ができるため、今後、ドラゴンリンクのようなシンクロを取り入れた展開が期待されます。
YCSの分布・感想
 前回、YCSJの環境予想について記事を書きましたが、決勝トーナメントの進出デッキを見てみると転生炎獣とオルフェゴールが使用率トップ、未開域が次点と大分予想通りになったと思います。未開域を意識した手札誘発の採用については、決勝トーナメントに進出された方々の構築を見ましたが、ドロールやロンギヌスの採用は、少なくうららや増殖するG、無限泡影といった汎用性の高く、他のデッキにも対応できるカードの採用が多いと思いました。決勝では、未開域VSインフェルノイドで未開域はインフェルノイドに対して、かなり不利がついています。未開域のプランですが、増殖するGを発動されればデッキレスプラン、持っていなければ盤面を固めガンプラーでハンデスし制圧するプランがあります。しかし、インフェルノイドは、墓地から特殊召喚し盤面を返すことができるので、ハンデスし盤面を制圧するプランがとれず、デッキレスプランしかとれません。未開域が決勝までくるのは予想していましたが、まさか最悪の相性のデッキが決勝までくるとは予想していませんでした。