先週から登場したリリーサードラグーンですが、1週間どうやって突破するかを考えていました。これまでのドラグーンビートであれば、超融合や壊獣を使用し、ドラグーンを処理したあとに特殊召喚で展開する。あるいは、手札1枚ドラグーンに消費させてからの特殊召喚の展開で突破するという方法がとられてきたと思われます。しかし、リリーサードラグーンについては、軸である特殊召喚ができないことから、これらの方法はとれない形となっており、環境デッキのほとんどが返せない状態となっています。ドラグーンビートであれば、手札2枚消費で突破できていたものが、リリーサードラグーンであれば、皆既日食の書などを含めた3枚以上の手札を消費して、ようやく突破できるかどうかなので、リリーサードラグーンが成立した場合の突破は、非常に困難であると思われます。ラーの翼神竜ー球体形もアナコンダ効果にドラグーンで無効にして、ドラグーンとクラウソラスのみを場に残してケアするプランもあります。無難な選択が、時戒神サンダイオンを召喚してお茶を濁して、ターンをかけて突破する機会を伺うぐらいですね・・・
時戒神サンダイオン

効果モンスター
星10/光属性/天使族/攻4000/守4000
このカードはデッキから特殊召喚できない。
①「時械神サンダイオン」は自分フィールドに1体しか表側表示で存在できない。
②相手フィールドにのみモンスターが存在する場合、このカードはリリースなしで召喚できる。
③このカードは戦闘・効果では破壊されず、このカードの戦闘で発生するお互いの戦闘ダメージは0になる。
④このカードが戦闘を行ったバトルフェイズ終了時に発動する。相手に2000ダメージを与える。
⑤自分スタンバイフェイズに発動する。このカードを持ち主のデッキに戻す。
 リリーサードラグーンが成立した場合は、基本突破不可能なので、注目すべき点は、いかにして盤面を成立させないかというところです。土日に行われたCSのサイドデッキを見てみると原始生命体ニビルやアーティファクト・ロンギヌス、パンクラトプス、PSYフレームギア・γなどの採用があり、リリーサードラグーンを成立させないカードが採用されています。リリーサードラグーンが成立しなければ、ドラグーンビートと違い罠の採用枚数がかなり少ないので、突破は簡単だと思われます。またドラグーンの効果を使用させた後に魔鍾洞を貼って、解決札を引き込むのも一つの手ではないかと思います。
 今後の環境についてですが、ギルスが登場してからのオルフェゴールがドラグーンのデッキパワーを抜いて環境トップとなっています。リリーサードラグーンについては、分布の数が少ないもののしっかりと勝ち残っており、意識しなければなりません。またスキルドレインを採用したオルターガイストが土日で入賞しており、サイドデッキにバックを割るカードも採用していかなければならないと思います。