4月に入り、大阪で開催されるYCSJもいよいよ迫ってきました。CSでの分布は大きく変わっていませんが、個人の店舗大会の結果、対戦結果を見ていると気になるデッキを見かけるようになりました。魔鍾洞のバーンデッキです。以前から店舗大会で、チェーンバーンが登場することはチェックしていましたが、4月に入り、一気に増えてきた印象です。

魔鍾洞 
フィールド魔法
①相手フィールドのモンスターの数が自分フィールドのモンスターより多い場合、
相手はモンスターの効果を発動できず、攻撃宣言もできない。
②自分フィールドのモンスターの数が相手フィールドのモンスターより多い場合、
自分はモンスターの効果を発動できず、攻撃宣言もできない。
③自分・相手のエンドフェイズに、お互いのフィールドのモンスターの数が同じ場合に発動する。このカードを破壊する。

参考レシピ
魔鍾洞

 既存の環境デッキでは、手札誘発を多く採用するため、魔鍾洞デッキに対して、有効的なカードが少なく、展開したところで、終焉の地、メタバースによって、魔鍾洞が発動し、動けなくなったところで、波動キャノン、自業自得などのバーンカードでライフを削られます。さらにYCSでは、シングル戦ということもあり、サイドデッキでの対策が不可能なこともあって、魔鍾洞が猛威を振るうのではないかと予想しています。しかし、既存環境デッキに強い魔鍾洞も完璧かといえばそうではなく、相性の悪いデッキも存在しており、DDD神託王ダルクとは、相性が悪くダルクがフィールドに存在するだけで、バーンカードが発動できずに解決札を引かれ負けてしまうため、YCSJでは、DDの活躍も見られるかもしれません。
DDD神託王ダルク
融合・効果モンスター
星7/闇属性/悪魔族/攻2800/守2000
「DD」モンスター×2
①このカードがモンスターゾーンに存在する限り、自分にダメージを与える効果は、自分のLPを回復する効果になる。

 今年のYCSJは、オルフェゴールかサイバーあたりが有力なデッキかと思っていましたが、魔鍾洞採用のバーンデッキの登場によって、思わぬ方向に環境が動きそうです。