LINK VRAINS PACK3が発売してから一週間が立ちました。今週に入り、各デッキレシピにLINK VRAINS PACK3のカードの採用も増えてきました。発売後の環境では、サンダードラゴン、オルフェゴール、エンデュミオン、転生炎獣の入賞が目立つ印象です。オルフェゴールに至っては、どのCSでの使用率が高く、他のデッキの構築を見るとサイドにシステムダウンの採用がさらに増えた印象で、叢雲ゼロヴォロスの動きを意識していると感じました。
サンダードラゴン
 サンダードラゴンが閃刀姫やHEROなどのデッキを抑え、現在の環境の登竜門の役割を果たしている印象です。
LINK VRAINS PACK3からは、捕食植物ヴェルデ・アナコンダが採用されており、雷龍融合を引っ張ってこれるのでデッキパワーが底上げされています。ヴェルデ・アナコンダは、サイバードラゴンにも採用されており、こちらは、サイバードラゴン・インフィニティを立てつつ、アナコンダからオーバーロード・フュージョンを発動して、キメラテック・ランページ・ドラゴンを特殊召喚し、ワンキルを狙いに行きます。

リンク・効果モンスター
リンク2/闇属性/植物族/攻 500
【リンクマーカー:左下/右下】
効果モンスター2体
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターはターン終了時まで闇属性になる。
②2000LPを払い、
「融合」通常・速攻魔法カードまたは「フュージョン」通常・速攻魔法カード1枚をデッキから墓地へ送って発動できる。
この効果は、その魔法カード発動時の効果と同じになる。
この効果の発動後、ターン終了時まで自分はモンスターを特殊召喚できない
エンデュミオン
 神聖魔皇后セレーナが登場し、魔力カウンターの供給が増えため、こちらも使用率が高くなってきました。元々デッキパワーは、かなり高いのですが、テキストがかなり長い、魔力カウンターの管理が大変なうえにプレイングを求められるのでドラゴンリンク同様にかなり上級者向けのテーマだと思います。
今後の注目のテーマ
 今後の注目のテーマは、王神鳥シムルグです。裁定が決まるのに時間がかかりましたが、ユニオンキャリアーで王神鳥シムルグに霞の谷の雷鳥を装備、シムルグでエンドフェイズに霞の谷の巨神鳥を特殊召喚し、無限妨害の完成です。さらにマスカレーナを用意して、相手ターンにユニオンキャリアーとマスカレーナで双穹の騎士アストラムを特殊召喚すれば、雷鳥が戦闘破壊できなくなるため、完璧の布陣が完成します。

新レギュレーションについて
 12月に入り、新レギュレーションの発表まで、あともう少しとなりました。現環境を見てみると様々なデッキが活躍しており、オルフェゴール、エンデュミオン、転生炎獣、サンダードラゴン以外にも閃刀姫やオルターガイストなども入賞しています。規制がかかるとすれば、リバース・オブ・シャドールがいよいよ12月8日土曜日に発売するので、よりビードダウン環境になっていくのとシャドールが不利になるテーマの弱体化を考えています。個人的には、規制よりも緩和のほうが楽しみです。